手が荒れる原因は「手肌の乾燥」「外部刺激」「アレルギー」

手が荒れる原因にはいくつかありますが、その代表的なものは「手肌の乾燥」「外部刺激」「アレルギー」などです。

そして、手荒れの状態や症状も様々で、多くの人がひどい手荒れで悩んでいます。

また、手荒れの進行状況によってもお手入れの方法や使うべきお薬やハンドクリームも変わってきます。

そのため、手荒れの悩みを解決するためには、自分が手荒れになった原因を知って、その対策について知る必要があります。

そこで、ここでは、多くの人を悩ませている手荒れの原因と対策について説明していきます。

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ひろ

多くの人を悩ませる手荒れ。私も長い間、手荒れに悩まされてきましたが、今はすごくきれいな手肌を取り戻すことができました。

手荒れの原因を知ることで、早く手荒れを治すことができるようになりますよ!

手荒れの原因その1.手肌の乾燥

手荒れの一番の原因は、何といっても手肌の乾燥です。

なぜなら、ほとんどすべての手肌トラブルは手肌の乾燥から始まるからです。

手肌に限らず、私たちの皮膚は、皮脂と汗、そして肌にすみつく常在細菌(皮膚常在菌…肌フローラとも言います)が作り出すグリセリンや有機酸などが混ざってできた天然の保護膜に覆われています。

これを「皮脂膜」と言います。

この皮脂膜があるお陰で、私たちの肌は潤いをキープすることができるのです。

そして、肌内部の水分量が十分にあれば、肌のバリア機能がうまく働いてくれるので、皮脂膜の保護力と合わせれば外部刺激に負けることはありません。

また、皮脂膜は皮膚常在菌が作り出す有機酸によって弱酸性に保たれているため、ウイルスなどの外的から肌を守ってくれます。

しかし、水仕事のあとやお風呂上りなどに何もしないで放っておくと、手肌は皮脂膜が無くなった状態なので、手肌の水分があっという間に蒸発してしまいます。

また、皮脂膜ができるまでにはかなり時間がかかるので、その間、手肌の水分はどんどん失われていきます。

そして、肌内部の水分量が少なくなると、手肌のバリア機能がうまく働かず、通常では気にならないようなハウスダストや細菌、水、洗剤などの外部刺激に過剰に反応してしまいます。

また、皮膚常在菌が作りだす有機酸がないと、「黄色ブドウ球菌」などの肌に良くない細菌「悪玉菌」が大量に発生してしまい、さらなる肌トラブルを引き起こします。

そうすると、肌にかゆみを感じたり、赤く腫れあがったりします。

そして、重症化すると手湿疹や関節などがパックリ割れるひどいあかぎれになってしまうのです。

さらに、手肌が荒れやすい理由は、外部刺激にさらされていることだけではありません。

実は、手の甲の皮脂を出すための皮脂腺の数が、他の体の部位よりも少ないという特徴があります。

手の平に至っては、汗を出す汗腺はたくさんありますが、皮脂腺がまったくありません。

つまり、皮脂の分泌が少ない手肌は、体の中で特に乾燥しやすい部分なのです。

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ひよこ師匠

皮膚にすんでる細菌というと、なんだか汚いイメージを持つ人もいるかもしれないけど、すべての人の皮膚に皮膚常在菌はすんでいるんだ。

しかも、その数なんと1兆個以上!

そんな皮膚常在菌のおかげで、私たちの肌は守られているんだよ!

そして、清潔にしていることと「無菌」であることは同じではないんだ。

逆に、無菌状態になると、かえって手肌のトラブルを招いてしまうから、手肌の消毒もほどほどにしなきゃダメなんだ!

手荒れの原因その2.外部刺激

外部刺激の代表的な物としては、紫外線や空気の乾燥、日頃の家事で使う食器洗剤や漂白剤、水やお湯などがあげられます。

特に、食器洗剤などに含まれる界面活性剤は、油分の分解力がとても高いので、手肌の皮脂をあっという間に取り除いてしまいます。

また、冷えて固まった油を温めると溶け出すのと同じように、温かいお湯も皮脂を溶かしやすいので、「お湯で食器洗いをする」ことが一番手肌に悪いと言えます。

そのため、日常的に家事をしている主婦に手荒れが多いのです。

また、主婦以上に手肌を酷使している人がいます。

それは、「美容師」さんです。

美容師さんは、お客さんの頭を必ずシャンプーします。

そして、当然ながらシャワーではお湯を使います。

つまり、シャンプーに含まれる界面活性剤で手肌の油分はなくなり、さらにお湯で追い打ちをかけるような状態になります。

こうなると、手肌の皮脂膜は完全に無くなり、皮膚常在菌もいなくなってしまいます。

皮脂膜と皮膚常在菌を失った手肌は、肌の水分を保持することができないので、バリア機能がうまく働きません。

つまり、外部刺激に対してまったく抵抗することができなくなってしまうのです。

そのため、美容師さんの手は、シャンプーやその他の外部刺激のせいで、ボロボロになっている人が多いのです。

そして、さらに残念なことに、美容師さんはお客さんの顔や髪、頭を直接触らなければいけないので、油分の多いハンドクリームを塗ったり、手袋の着用ができない場合が多いそうです。

その結果、ひどい手荒れのせいで、お仕事を辞めざるを得ない状況に追い込まれる人も少なくないと言います。

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ひろ

これは友人の旦那様の手。

美容師をしていて、現在店長をされているそうです。

店長になった今でも、カットからシャンプー、カラーリング、パーマとほとんどすべての作業をしているそうです。

そのため、いつも手が荒れていると言っていました。

 手肌を守る「スキンプロテクトクリーム」

手荒れの原因その3.アレルギー

アレルギー体質の人の手肌は、普通の人なら何でもない様なことでも過剰に反応してしまい、肌が荒れてしまったり、湿疹ができてしまったりします。

その原因は、肌のバリア機能がうまく働いていないことがあげられます。

つまり、手肌の乾燥によるバリア機能の低下と同じような状況が、普段から起こっているような状態なのです。

そのため、アレルギーのある人は、そうでない人以上に肌の水分や皮脂膜に注意を払わなければいけません。

アレルギーのある人は、ハンドクリームなどに含まれる添加物などにも過剰に反応してしまいますので、ハンドクリームを選ぶ際には、化学薬品などの入っていない物にする必用があります。

また、皮脂膜の生成を助ける、あるいは、肌内部の水分量を直接増やすことができるようなハンドクリームやローションなどを使うことをオススメします。

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ひよこ師匠

ひどいアレルギーのある人は、アレルギー物質に直接触れないようにして下さい!

場合によっては、アナフィラキシーショックを起こすこともあるので、とても危険です。

どうしても触れなければならない時は、必ずゴム手袋を着用するようにしましょう!

手荒れを予防するために

手荒れは、いきなり重症化するわけではありません。

あなたが気づかないうちに、徐々に進行していきます。

少しでも手肌に違和感を感じたら、早めにお手入れをすることが手荒れを防ぐために大切です。

ここでは、手肌の進行状況と、手荒れの段階に応じた手荒れケアについて説明していきます。

手荒れ初期

手荒れの初期症状は、指先のカサツキから起こります。

この様な比較的かるい症状であれば、とりあえず何かしらのハンドクリームをこまめに塗ることができれば、かなり手肌の状態は良くなります。

しかし、欲を言えば、手荒れの初期こそ、良い手肌ケア商品を使うべきです。

なぜなら、手荒れが酷くならないうちにケアするのが、手荒れを治す一番の近道だからです。

手荒れを実感したら、なるべく早くお手入れをしましょう。

手荒れ中期

手荒れが酷くなってくると、手肌全体がごわつき、皮がむけたりします。また、あかぎれやひび割れができてしまいます。

このような場合、ハンドクリームを塗っていてもなかなかよくならないことがあります。

自分の手肌の状態にあった成分が含まれるハンドクリームを選ぶことがポイントです。

しもやけなどの血行不良、あかぎれにはビタミン系のハンドクリームがオススメです。

ビタミンCやビタミンE、ビタミンB群などが配合されたハンドクリームは、血行を促進して新陳代謝を活発にしてくれるため、ひび割れやあかぎれが酷い場合にオススメです。

また、指先などの角質が硬くなっていたら、尿素系のハンドクリームがオススメです。

尿素には、硬くなってしまった角質を柔らかくする働きがあるからです。

指先だけでなく、肘やかかとなどの硬くなってしまった皮膚にも最適です。

しかし、あかぎれやひび割れが酷い場合、尿素は刺激が強く染みることがありますので、注意が必要です。

ビタミンE配合! あかぎれ、パックリ割れなどの手荒れにはこれ!

尿素配合でも使い心地はサラサラ!

手荒れの重症化

手肌全体、あるいは一部がただれてしまい、あかぎれ、出血、湿疹などができてしまうと、治すのにはかなり苦労します。

手荒れが重症化してしまう原因は、ほとんどの場合「肌のバリア機能が低下している」ことです。

そして、肌のバリア機能が低下する原因は先にも説明した通り、皮脂膜がなくなってしまうことと肌内部の水分不足が原因です。

また、一度肌内部の水分量が減ってしまうと、油分で手肌の表面を保護しても肌内部の水分はなかなか元に戻ってきません。

そのため、油性のハンドクリームを塗る前に、手肌内部の水分量を増やすことができるハンドクリームやローションを塗る必要があります。

そのためには、肌内部の保湿にかかせないセラミドを増やす働きをするハンドクリームがオススメ。

また、手荒れや肌荒れなどで病院で処方されるヒルドイドというお薬に含まれるヘパリン類似物質という成分が入ったローションやハンドクリームが販売されています。

ヘパリン類似物質は、血液の流れを改善するので新陳代謝を活性化します。

また、ヘパリン類似物質は、ヒアルロン酸よりもさらに深いところまで浸透することができるので、非常に高い保湿効果が期待できます。

そのため、乾燥肌や手荒れ、アトピーなどの人に多く利用されています。

ひどい手荒れに悩んでいる場合、ヘパリン類似物質に頼ってみるのも良いかもしれません。

手肌内部の水分量を増やすことができるハンドクリーム!

ヘパリン類似物質についてはこちらで詳しく説明しているよ!

 

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ひろ

もし、手荒れが重症化してしまったら、一度、皮膚科で観てもらうことをオススメするわ。

そして、手荒れが治るまで、刺激の強いものには触れないようにした方がいいわね。

そうはいっても、仕事でどうしても休めない人もいるかも知れないですね。

でも、手荒れが治らなくて、最悪仕事を辞めなければいけなくなってしまったら、なんの意味もないですよ。

きちんと治して、そして外部刺激に負けない手肌を取り戻すことを最優先にして下さいね!

まとめ

ここまでの説明で、手荒れになってしまう3つの原因と、手荒れの進行に合わせた手肌ケアについて理解できたと思います。

手荒れはある日突然やってくる訳ではありません。

毎日のお手入れを怠ることで手肌のダメージが蓄積されていくことで手荒れになります。

そのため、少しでも手肌に異変を感じたら、早めのお手入れをすることをオススメします。

一日も早いお手入れこそが、あなたの手肌を綺麗に保つ一番の秘訣なのです。

手荒れ

Posted by ひろ