産後の子育てママの手荒れの原因と対策を分かりやすく解説!
産後の子育て中のママさん、ひどい手荒れに悩んでいませんか?
今まで手荒れに悩んだことがないような肌が丈夫な人でも、産後、赤ちゃんが産まれて子育てが始まるとひどい手荒れになることがあります。
その理由は、おむつ替えや洗濯の回数が増える、ミルクを頻繁に作るなど、水や洗剤に触れる機会が増えるためです。
また、赤ちゃんにバイ菌が付くといけないという理由で、過度に手肌の消毒をすることで手荒れがひどくなってしまいます。
そんな子育てママさんの手荒れを防ぐためには、手荒れの原因を知り、赤ちゃんとママに優しいハンドケア用品を使うことが重要です。
そこで、ここでは産後の子育てで手が荒れてしまう原因と対策について説明していきます。

ひろ
もう10年も前の話だけど、私も子育てしてる時はかなり手が荒れました。
産後の子育てで手が荒れてしまう原因と対策について詳しく解説していきますので、ママさん手荒れに悩んでいる人はぜひ最後までご覧になって下さいね!
Contents
ママさんの手荒れの原因とは?
ママさんの手が荒れてしまう一番の理由は、「水や洗剤に触れる機会が増えること」です。
なぜなら、赤ちゃんが産まれると何十回にも及ぶ毎日のおむつ替えや哺乳瓶の洗浄、赤ちゃんの肌着の洗濯などをしなければいけないからです。
さらに、病原菌やウイルスなどで赤ちゃんが病気になるんじゃないかと、神経質なまでに家のお掃除をしたり、あるいはアルコール消毒や除菌剤を使いすぎる傾向があります。
つまり、赤ちゃんのためにしていることが、実は自分の手肌を痛めることになっているのです。
そのため、手が荒れるとわかっていても、現状を変えられず手荒れに悩む人が後を絶たないのです。
以下、順に説明していきます。
おむつ替え
赤ちゃんのおむつ替えは本当に大変です。
朝昼問わず、毎日何度も変えなくてはいけません。
おむつかぶれになると赤ちゃんがかわいそうだから、こまめにおむつをチェックして変えている人も多いはずです。
そして、おむつ替えの後は、赤ちゃんにバイ菌が付くといけないので、除菌効果のあるハンドソープで手を入念に洗ったり、そのあとでさらにアルコール消毒をしていたりする人もいるかも知れません。
しかし、「除菌」と名の付くものはそのほとんどが手肌に優しくありません。
なぜなら、除菌用のアルコールには非常に強い油の分解力があるからです。
例えば、除菌効果のあるハンドソープやアルコール消毒の液剤は、手肌の潤いを保つための「皮脂膜」をあっという間に取り去ってしまいます。
皮脂膜とは、皮脂と汗、皮膚に棲みつく皮膚常在菌(肌フローラ)が作り出すグリセリンや有機酸が混ざってできた天然の保護膜のことです。
この皮脂膜があるお陰で、私たちの肌は水や洗剤、細菌やハウスダストなどの外敵から肌を守ることができるのです。
しかし、除菌や消毒によって皮脂膜がなくなってしまうと、普段何でもない様な刺激にさえ過敏に反応してしまい、ひどい手荒れになってしまいます。
つまり、手洗いや消毒などの手肌を清潔に保とうとする行為こそが手荒れの原因になっているのです。
哺乳瓶の洗浄
※出典 ミルトン
抵抗力の弱い赤ちゃんが口にする哺乳瓶の消毒は、病原菌などを滅菌するために必ず行わなければいけません。
皆さんが哺乳瓶の消毒に使っているのはテレビCMでもおなじみの「ミルトン」でしょうか?
産婦人科で看護師さんが使用していたこともあり、私も2人の子供にミルトンを使っていました。
しかし、ミルトンを使っていて気になったのが、その「におい」です。
なぜなら、まな板などを漂白するキッチンハイターと同じにおいがしたからです。
そこで、ミルトンの成分について調べてみたら「次亜塩素酸ナトリウム」という記載が…。
次亜塩素酸ナトリウムとは、キッチンハイターなどの塩素系漂白剤の主成分です。
赤ちゃんが毎日口にする哺乳瓶を塩素で漂白しても問題ないのかと不安になり、メーカーサイトを調べたところ、以下のような記載がありました。
Q.溶液から取り出した後、哺乳びんはすすがずに使用しても良いですか?
ミルトンの消毒法の原理は、水道水の消毒と同じ原理です。消毒液から取り出した後、水気をよく振り切っても、哺乳びんに水滴が残り塩素のにおいがします。
しかし、ミルクや果汁、白湯等を入れると消毒成分の濃度は水道水と同じくらいにうすまります。また、残った溶液はタンパク質等と反応して少量の食塩に変化しますので、そのまますすがず使用しても赤ちゃんに害となることはありません。
もし、におい等が気になるようでしたら水道水ですすいでいただくことをお勧めします。
つまり、赤ちゃんに対する安全性は大丈夫ということです。
ちょっと安心しました。
しかし、ミルトンは哺乳瓶を取り出すママの手には優しくありません。
なぜなら、ミルトンは塩素系の漂白剤と同じなので、ミルトンにつけた哺乳瓶を取り出すたびに漂白剤に触れているのと同じことになるからです。
ちなみに、水道水に含まれる次亜塩素酸ナトリウム濃度(残留塩素)は以下のように定められているようです。
2)消毒の基準等
残留塩素の目標値等
現在、日本の水道水は1957年(昭和32年)に制定された水道法によって、蛇口での残留塩素濃度を0.1mg/L以上保持するように定められています(mg/Lの説明については、トピック第一回をご覧ください)。また、その一方で、味やにおいの観点から、上限を1mg/L以下に抑えるという水質管理目標値も示されています。
なお、消毒の人体への影響については、水道水のレベルでは心配ありません。※東京都水道局HPより引用
実際、私たちが使う水道水の平均的な残留塩素は0.1~0.5%程度と言われています。
この程度の塩素濃度でも、毎日触れていると手が荒れます。
しかし、ミルトンの使用濃度は1.1%。
つまり、水道水の塩素濃度をはるかに超えているのです。
そのため、哺乳瓶の消毒のためとは言え、ミルトンに触れる頻度が増えると必然的に手が荒れてしまうのです。
肌着の洗濯
赤ちゃんの肌着を洗濯するとき、ほとんどの人が大人の衣類と分けて洗濯していると思います。
なぜなら、赤ちゃんの肌は大人の皮膚に比べて薄く非常にデリケートなので、赤ちゃん用の洗剤を使用する方が良いからです。
もちろん、私も大人の衣類とは分けて洗濯していました。
しかし、洗濯を分けて行うということは、それだけ水に触れる機会も増えてしまう事を意味します。
しかも、赤ちゃんの肌着を手洗いしている人も多いはずです。
つまり、産後の子育てママさんの手肌は、洗濯の回数が増える分だけ手荒れになりやすいと言えます。
手の消毒の回数が増える
子育てママさんは、赤ちゃんのために異常なほど清潔にしなければいけない気持ちになることがあります。
私もそうでしたが、ほとんどのママさんは、不衛生な環境は赤ちゃんに悪影響だと考え、必要以上に掃除をしたりアルコールによる除菌をしたりします。
また、自分の手も何度も消毒している人も多いと思います。
しかし、消毒用のアルコールは細菌やウイルスの除菌には良いかも知れませんが、手肌にはまったく良くありません。
なぜなら、アルコール消毒は手肌を守ってくれている「皮脂膜」をあっという間に取り去ってしまうからです。
そのため、赤ちゃんのために清潔にしようとすればするほど手が荒れやすくなってしまうのです。
産後の体質の変化
赤ちゃんができると、途端に食べ物の好みが変わった経験はありませんか?
実は、私がそうでした。
お腹に赤ちゃんができるまでは、朝食はトーストとサラダを食べていたのですが、お腹に赤ちゃんができたとたん、ご飯とおみそ汁、おかずという純和食に変わってしまいました。
これには、自分が一番驚きました!
つまり、私のように赤ちゃんができてから出産するまでの間に、食の好みが変わってしまい食生活などが大きく変わる人もたくさんいます。
そのため、場合によっては体質が大きく変わってしまう事もあるようです。
そして、出産は女性にとって命をかけた一大行事です。
出産後に突然、アレルギー体質になるとこも珍しくありません。
例えば、出産後に食べ物アレルギーが出たり花粉症になったりする人も多いと言います。
もし、出産後に体質が変わってしまえば、今まで以上に手荒れしやすくなる可能性はあります。
ハンドクリームを塗れない
産後、子育て中に手が荒れてしまう理由として、ハンドクリームを塗ることができないことがあげられます。
なぜなら、ほとんどのママさんは、自分が塗ったハンドクリームが赤ちゃんの肌に良くないかも知れないと思い、手が荒れていてもハンドクリームを塗らない人が多いためです。
また、せっかくハンドクリームなどを塗ったとしても、ミルクを作るときなどに手を洗ってハンドクリームを洗い流す…というママさんもいます。
そして、おむつ替えや哺乳瓶の洗浄、肌着の洗濯など、育児中のママさんは絶えず水に触れる作業があるので、なかなかハンドクリームを塗る暇がないのです。
子育て中の手荒れに負けない3つの方法とは?
子育て中のひどい手荒れの原因は、水や洗剤、アルコール、漂白剤などに触れる機会が多いことです。
しかし、子育てをしている以上、これらの原因を取り除くことはできません。
そこで、これ以上手荒れがひどくならないようにするための3つの対策について解説します。
1.水仕事の時は手袋を着ける
産後の子育て中は水や洗剤に触れる機会が極端に増えます。
これが子育てママさんの手荒れの一番の原因です。
そのため、手袋を着用して水や洗剤などのダメージをシャットアウトすることが一番大切です。
赤ちゃんの肌着の洗濯や食器洗いなど、長時間水や洗剤に触れるときにはゴム手袋を利用しましょう。


ひよこ師匠
夏場などは、ゴム手袋を着けると手袋の中が蒸れてしまい、かえって手荒れを悪化させることもあるんだ。
そこで、ゴム手袋を着用するときには綿の手袋を着けてからゴム手袋を着けることをオススメするよ!
こうすることで、手の汗を綿の手袋が吸ってくれるので手が荒れにくくなるんだ!
2.保護力の高いハンドクリームでダメージをシャットアウト!
赤ちゃんの肌着の洗濯や食器洗いなどは、ある程度時間も決まっているのでゴム手袋を着けることができます。
しかし、おむつ替えやミルクを作るタイミングは、自分ではコントロールできないのでゴム手袋を着けるのが難しくなります。
そこでオススメなのが水や洗剤などから手肌を守ってくれる保護力の高いハンドクリームを塗っておくことです。
そして、赤ちゃんにも安心な成分で作られていることも、ハンドクリームを選ぶ上で重要です。
3.就寝時の集中補修
出産直後は、3~4時間ごとにミルクをあげなければいけないので、6時間とか長い時間睡眠をとることが難しいと思います。
しかし、生後3~4ヶ月もすれば、赤ちゃんも昼と夜の区別もついてくるようになるので、夜泣きがなければそれなりにぐっすり眠ることができます。
そして、この寝ている時間が手荒れを治すために一番大切になってきます。
昼間は、ミルクやおむつ替え、肌着の洗濯、そして普段の家事もあります。
そのため、なかなかハンドクリームを塗ることができないかもしれません。
しかし、寝ている間は少なくとも5~6時間は水や洗剤にまったく触れることがありません。
つまり、この6時間が手荒れを治すための黄金の時間帯です。
この時間帯に一気に集中ケアをしてあげるのが、手荒れを治すために一番有効なのです。
今まで試していない人は絶対に試してみて下さいね!


ひろ
手荒れがひどい人が皮膚科に行くと、必ず処方されるお薬があります。
それは「ステロイド」です。
「ステロイド」の作用は、炎症を抑える働きがありますので、あかぎれや手湿疹(主婦湿疹)に効果が有ります。
つまり、お医者さんが処方する薬の成分から考えれば、炎症を抑えることができれば手荒れは良くなるということです。
そこで、就寝時に塗るハンドクリームには「抗炎症作用」のある有効成分が入ったものがオススメです。
ひどい手荒れで悩んでいる人は一度試してみる価値はあると思いますよ!
まとめ
ここまでの説明で、産後の子育てママさんの手荒れの原因とその対策が理解できたと思います。
子育て中は、水や洗剤、アルコール、漂白剤などに相当な回数触れることになります。
そのため、何のお手入れもしないとあっという間に手荒れになってしまいます。
しかし、ひどい手荒れでガサガサになってしまった手肌で赤ちゃんに触れると、赤ちゃんの肌を傷つけてしまうかも知れないので、あまり良くありませんよね。
また、水や洗剤に触れるたびにしみてしまっては、子育ての精神的負担も大きくなってしまいます。
子育ては本当に大変で、つい自分のことは後回しになってしまいがちです。
しかし、自分の気持ちや心が辛くなってしまっては、赤ちゃんに優しく接することができなくなるかも知れません。
それでは何の意味もありません。
寝る間もなく子育ても家事も頑張っている自分に、少し優しくしてあげて下さい。
そして、綺麗な手肌を取り戻して、心行くまで大好きな赤ちゃんと触れ合って下さいね!
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